にわかYouTuberの悲哀

コロナ休講の影響で、講義の動画をYouTubeにアップするようになりました。YouTubeはすごいシステムです。視聴者の詳細な情報がアナリティクスというページで確認できます。

わかりやすいところでは、何を使って見ているかとか、視聴者は何人かとか、その視聴者が最後まで動画を見る間にどこを飛ばしたか、どこはちゃんと見たかまでわかります。

ある動画では、最後の最後には50%にまで視聴者数が落ち込みます。これはコンテンツが悪いということでしょう。見てくれているところの解説を増やして、皆が見ないところは飛ばすようにすれば連続視聴を維持できる、ということなんだと思います。

長さについても、やはり長い動画はダメです。15分がひとつの区切りだとわかりました。この長さを超えると、どんどん先のパーセンテージが落ちていきます。

理屈はわかりましたが、履修者数と視聴者数の関係(見ている人は何度も見ているが、見ていない人がそれなりにいる)とか、その見ている人も飛ばしながら見ている、という事実が数字ででると痛い。もっと興味を持ってもらえる授業にしろと言うことではあります。

教室の授業でも、来ない学生さんも少なくないし、来ていても聞いてない学生さんもいるわけだけれど、こう、数字となって目にしないのでなんとなく過ごしていたわけです。YouTubeはこれを数字にして出してくる。厳しい。日々講義の準備に追われる春学期ではありますが、なんとかアナリティクスのスコアを上げることを考えたいと思います。